関西のみならず日本中に熱狂的なファンを持つ阪神タイガース。球場観戦にピッタリの応援グッズが長田から誕生した。
靴製造工程で排出される靴底用の樹脂版を利用できないかとマルミ製作所の三浦社長は相談を受け、男性用便器の前に置いて立ち位置の目安にすることで便器周りを汚さないエチケットマットなどを開発。これを機に樹脂版を再利用した様々な商品が誕生した。その中でも評判を得ているのが「応援マット」だ。
樹脂版を直径約30cmの楕円形に切り取り、応援時には二つに割り叩いて使用する。ベンチに敷いてクッションにもなり、うちわや日除け、ひざに上におく簡易テーブルと用途は広く、しかも小さく軽量だ。タイガースをイメージさせるストライプ柄で、黄・白・ピンクの3色を揃える。阪神タイガース公認の応援グッズとして発売されている。
同様に靴の製造過程で余剰となる天然革を利用してストラップも制作。ふくろうをイメージした「フータンストラップ」で、苦労知らずの「不苦労」、福が沢山(たんと)ありますようにと想いが込められている。
地元で和太鼓グループを主宰するなど長田活性化のために精力的に活動を広げる三浦社長。斬新なアイデアで様々な商品を鋭意開発中だ。 |