新長田突撃レポート 気になるスポットに突撃取材を敢行!

Vol.05 - 全国ご当地コロッケを制覇、そして・・・

全国ご当地コロッケを制覇、そして・・・

山陽姫路駅を降り仙台の牛タン、鹿児島の黒豚…その土地を訪れると必ず食べたくなる名物料理の数々。それらが、すべてコロッケに変身!?

香川県に本社を置く「味のちぬや」グループは、コロッケ世界一を目指す破竹の勢いの食品メーカー。中でも、全国各地の郷土料理や厳選素材をコロッケで表現しているご当地グルメシリーズが人気だ。本当はその土地に赴いて名物料理を堪能したいのだが、全国ご当地コロッケを食べることで旅行気分に浸る機会に恵まれた。食いつくしてやる。

まずは「京都舞鶴発祥元祖肉じゃがコロッケ」。肉じゃが発祥の地として呉と平和な論争を続けている舞鶴は、海軍の街である。由来は東郷平八郎元帥がビーフシチューを作らせようとして出来たのがなぜか肉じゃがだったそうだ。よく分からないが、まあ、とにかくサクリと食べてみました。コロッケも肉じゃがも親戚みたいなもの。肉じゃがらしく甘目のホクホクした味わい。

続いて海軍つながりで「よこすか海軍カレーコロッケ」。‘カレーの街横須賀’をけん引するのは、ミナトのヨーコではなくマスコットキャラ「スカレーちゃん」。カレーコロッケはある意味定番で、さっそくガブリ。25種類ものスパイスが調合され、これぞ洋食という感じ。福神漬入りという芸の細かさだ。

そして「月島もんじゃ風コロッケ」。あの水っぽいもんじゃがコロッケに?尽きぬ疑問を払いのけ、恐る恐るカブリつく。ブルドックソースを下味としたジャンクな味わいは、下町の駄菓子屋を連想させる。もんじゃの味はしっかりと残っている。だけど、コロッケの味わい。摩訶不思議だけど、美味しいです。まあ、食べ歩きできるもんじゃ、と考えれば画期的な発明だ。

他にも北海道(枝豆)、仙台(牛たん)、高岡(大仏?)、徳島(鳴門金時)、浜松(餃子)などユニークコロッケがシノギを削っている。

ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。今までは長すぎる前振りで、実はここからが本題でございます。
全国コロッケ戦争に、新長田も殴り込みが(ほぼ)決定!新長田コロッケといえば「ぼっかけコロッケ」なんですが、あえてぼっかけを封印。じゃあ何なんだ、ドン!(机をたたく音)答えは「神戸長田そばめし風コロッケ(仮称)」…。そばめしがコロッケ?もんじゃ以上のフシギちゃんぶりを発揮する試作品を、全国に先駆けて突撃試食させていただきました。

神戸長田そばめし風コロッケ (試作品)見た目はどう見てもコロッケであるが、食べるとそばめしの味。でも、コロッケの味もする。ごはん、そば、じゃがいもという炭水化物三銃士は、腹もちはいいけど重厚すぎて少々味が重たい(あくまでも試作品)。そこで、お好み焼のようにソース(もちろんオリバー)を上から塗り、刻みネギを散らした。すると一変。ふわふわと軽い舌ざわりに。ネギの爽やかさ、ソースの濃厚な旨み、コロモのサクリ感、そばめしの重厚な風味をじゃがいもが包む。いやはや、よく出来てます。これぞ新食感。そばめしがコロッケになるなら、何でもアリでしょう。

今秋デビューに向け、さらに成長を続ける「そばめし風コロッケ」。全世界に先駆け、長田四大祭秋の陣「第4回鉄板こなもん祭」(10月26日開催)にてお披露目が(ほぼ)決定!お楽しみに!